金属類

インバー 36

インバー36は幅広い用途の材料で36%のニッケルを含みます。熱膨張はゼロに近く、マイナス250℃から200℃の温度範囲での膨張係数は炭素鋼の10分の1です。低温下の疲労特性および機械強度を保持し、低膨張或いは低温が必要とされるものに非常に適しています。医療、電子、航空部品、締結部品など低温部品に主に使用されます。

 

ハステロイ C276

耐腐食合金。この合金の特徴は溶接後の熱処理を必要としないことです。孔食や隙間腐食に優れた耐食性を有しています。モリブデンとクロムを高含有することにより塩化物イオンによる腐食に対する合金耐性を得ています。同時にC276は湿潤塩素ガス、次亜塩素酸塩溶液、そして二酸化塩素溶液による腐食に耐性をもつ数少ない材料の一つで、高濃度酸化塩(塩化鉄(Ⅲ)や塩化銅など)溶液による腐食にも高い耐性を持っています。各種濃度の硫酸や幾つかの熱濃硫酸にも耐食性を示しています。主に特殊環境下でのロータ、ボルト、軸、インペラー、ベローズや洋上で使用されるものに用いられます。

 

ハステロイ C22

ニッケル-クロム-モリブデン合金で、その他の合金(C276、C4、625)と比べ優れた耐食性を持ちます。C22は孔食や隙間腐食に優れた耐食性を有しています。酸化酸など、酸化条件下で優れた耐性を示します(湿性塩素ガス、硝酸、塩化鉄、塩化銅、塩、ギ酸、酢酸、無水酢酸、海水など)。、溶接時に熱影響部に形成される粒界析出物が抑制でき、多くの用途において溶接後未処理の状態で使用できます。

 

HAYNES 242

ニッケル-モリブデン-クロム合金で、ニッケル含有量は約60%。時効硬化合金とも呼ばれ、705℃まで優れた強度を持っています。熱膨張率は低く、815℃までの非常に優れた耐酸化性を有しています。また加工性に優れ、高温フッ素とフッ化環境への耐性があります。ガスタービンのシールリング、コンテインメント構造部品および高強度ボルト類に使用されます。またまた、フッ素重合体樹脂の製造や化学プロセス工業用途にも使用されます。